カラーミーショップからShopify移行の手順と注意点まとめ

カラーミーショップからShopifyへの移行では、料金がどう変わるか、そしてパスワードやポイントが引き継げるのかが気になります。

この記事では公式の料金表で費用を比べ、移せるデータと移せないデータの線引き、手順、そして解約までの注意点を順に整理します。

カラーミーショップ以外のサービスとの違いも確認したい場合は、主要サービスを横断して比較したガイドで費用やデータ移行のしやすさを見比べられます。

この記事の要点

  • フリープランで運営している場合、Shopifyへ移ると新たに固定費が発生する
  • 専用の無料移行アプリは存在せず、CSVを自作するかMatrixify(有料)を使うことになる
  • ログインパスワードとポイント残高は、標準の方法では引き継げない
  • 標準ドメイン(shop-pro.jp)のままだと、SEO評価を引き継ぐ意味のあるリダイレクトは実質できない
  • 顧客の注文履歴と累計購入額は、顧客データとしては取り込めない
  • 解約すると契約終了日にサーバー上のデータはすべて削除される

カラーミーショップとShopifyの違いを料金・機能・カスタマイズで見る

料金の作りが両者で違うため、月額だけを比べても実態はつかめません。フリープランで運営しているかどうかで結論が変わります。

カラーミーショップの4プランとShopifyの3プランを並べると

カラーミーショップにはフリー・レギュラー・ラージ・プレミアムの4プランがあります。Shopifyは3プランで、料金の考え方も異なります。

プラン初期費用月額カード決済手数料
フリー0円0円記載なし
レギュラー3,300円4,950円3.4%〜
ラージ3,300円9,595円3.19%〜
プレミアム22,000円35,640円〜2.99%〜

出典:カラーミーショップ公式の料金ページ。料金は改定されることがあるため、契約前に最新の表示を確認してください。

プラン月払年払標準カードAmex
Basic4,850円3,650円3.55%3.9%
Grow13,500円10,100円3.4%3.85%
Advanced58,500円44,000円3.25%3.8%

出典:Shopify公式の料金ページ。同じく改定されることがあるため、最新の金額で確認してください。

決済方法手数料
後払い4.0%〜
コンビニ払い165円〜
代引き396円〜
Amazon Pay3.9%
PayPay月額2,200円+3.45%(キャンペーンで無料になる場合あり)
楽天ペイ月額2,200円+4%

カード以外にも、後払いやコンビニ払い、代引きなど方法ごとに決済手数料が設定されています。

フリープランで運営している場合はShopifyへ移ると固定費が発生する

カラーミーショップのフリープランは初期費用も月額も0円で、費用をかけずに始められます。

一方のShopifyには0円のまま使い続けられるプランがありません。最安のBasicでも年払で月3,650円がかかります。

いまフリープランで運用している店舗ほど、移行の前にこの固定費を織り込んでおく必要があります。

決済手数料はほぼ横並びで差は月額固定費で生まれる

レギュラーの決済手数料は3.4%から、ラージは3.19%からで、Shopify Basicの3.55%やGrowの3.4%と大きくは変わりません。

「〜」という表記は売上規模に応じた段階制を示しますが、具体的な閾値は公式ページに書かれていません。正確な逆転点はここからは出せません。

レギュラーの月額4,950円とShopify Basicの年払3,650円、ラージの9,595円とGrowの年払10,100円は、いずれも近い金額です。

つまり「Shopifyに移れば必ず安くなる」とは単純化できません。決済手数料はほぼ横並びで、差を生むのは月額固定費のほうです。

フリープランのカード決済手数料は、公式の料金ページに記載がありません。数字が一致する二次情報も無いため、契約前に最新のプラン詳細を公式で確認してください。

デザイン・カスタマイズ・拡張アプリの違い

カラーミーショップは用意されたデザインをもとに、CSSなどで部分的に手を加える運用が基本です。

Shopifyは公式テーマの改変に加えて、独自のコードを足したり外部アプリで機能を増やしたりする幅を持っています。

越境EC・多言語多通貨対応の違い

海外向けに販売範囲を広げたい場合、複数の通貨や言語を切り替えて表示する仕組みが判断材料になります。

Shopifyはこの多通貨・多言語表示を標準の機能として持っています。

カラーミーショップからShopifyへ移行すべきタイミング

費用の次に見るのは、いまの運用がどこで詰まっているかです。詰まっていなければ急ぐ理由はありません。

越境ECや多言語対応を広げたいとき

海外への販売や複数言語での表示を広げたい段階では、標準機能で対応できる範囲が判断材料になります。

国内向けで完結していて不満がないなら、移行の効果は限定的です。

デザイン・拡張性の限界を感じたとき

用意されたデザインの範囲で対応しきれなくなったときも、移行を検討する材料になります。

見た目や購入導線を細かく作り込みたい場合ほど、この差が効いてきます。

商品数や会員数が増えて管理が回らなくなったとき

商品数や会員数が増えると、一覧の絞り込みや一括更新のしやすさが運用の負担に直結します。

管理画面の使い勝手に不満が出てきた段階も、判断のタイミングです。

カラーミーショップのまま続けたほうがよいケース

フリープランで費用をかけずに運営できている場合、Shopifyへ移ると新たに固定費がかかります。

デザインや拡張性に不満がなく、越境ECの予定もないなら、いま動かす理由は乏しいといえます。

カラーミーショップからShopifyへ移せるデータ・移せないデータ

データ移せるか方法と注意
商品移せるCSVで書き出し、Shopify用に整えて取り込む
顧客(会員)情報移せるCSVで書き出せるが、ログインパスワードは含まれない
注文履歴・累計購入額顧客データとしては移せない注文を引き継ぐ場合はアプリでの移行を検討する
ポイント残高標準では移せない継続する場合は別の手当てが要る
パスワード・決済情報移せない暗号化されて保存されており、そのまま持ち出せない

商品データは移行できる

カラーミーショップの管理画面からは、商品データをCSVで何度でも無料でダウンロードできます。

ダウンロードの回数や件数に制限はなく、20種類以上のデータに対応しています。

書き出したあとはShopify用の形式に列を合わせ、価格や在庫、画像の扱いを整えて取り込みます。

出典:カラーミーショップ公式のCSVダウンロード機能ページ

顧客(会員)データは移行できるがログインパスワードは移行できない

顧客データもCSVで一括して登録・書き出しができます。

ただし公式の案内によれば、ログインするための「パスワード」はCSVファイルに含めることができません。

そのため移行後の会員には、あらためてパスワードを設定し直してもらう前提で進めることになります。

注文履歴と累計購入額は顧客データとしては引き継げない

顧客のCSVに含められるのは氏名や住所といった顧客情報だけです。Shopifyの公式ヘルプは、注文の情報を顧客CSVで取り込めないと明記しています。

累計の購入金額と注文回数も同じ扱いです。この2つはShopifyが自分のストア内の注文から自動で集計する値のため、外から取り込むことも手で書き換えることもできません。

出典:Shopify公式の顧客データ取り込み解説

常連客の購入実績を販促の判断に使ってきた店舗は、移行前にカラーミーショップ側で該当のデータを書き出して手元に残しておきましょう。過去の注文そのものを引き継ぎたい場合は、後述する移行アプリでの注文データ移行を検討します。

ポイントデータは標準では移行できない

カラーミーショップには自社のポイント機能が標準で備わっています。

会員登録してログインした状態での注文が条件で、発送済みへの変更時に確定ポイントとして自動で付与されます。

購入金額に応じた付与率や、初回購入時だけのボーナスポイントも設定できます。

Shopifyにはこのポイント機能自体が標準搭載されていないため、残高をそのまま引き継ぐ標準の手段はありません。

会員価格・ギフト(のし)設定は標準では移行できない

会員限定の特別価格や、のし・メッセージカード・ラッピングといったギフト対応も、標準機能のままでは引き継げません。

カラーミーショップには、ログイン中の会員だけに特別価格で販売できる会員価格機能と、のし・メッセージカード・ラッピングをそれぞれ10種類まで設定できるギフト機能が標準で備わっています。

Shopifyにはこれらに相当する標準機能がなく、同じ運用を続けるには外部アプリの導入や仕組みの作り直しが必要です。

アカウントのパスワードと暗号化された決済情報はそもそも移行できない

パスワードや決済に使うカード情報は、暗号化された状態でシステムに保存されています。

そのままの形で別のシステムへ持ち出すことはできず、これはカラーミーショップに限った制約ではありません。

カラーミーショップからShopifyへの移行方法2つと選び方

方法向いている規模注意
CSVで自作商品数が少ない場合無料だが列の対応づけを自分で行う
Matrixify(有料アプリ)商品数・注文数が多い場合無料デモは10件まで。継続利用には料金がかかる

専用の無料移行アプリはそもそも存在しない

Shopify公式ブログがカラーミーショップからの移行手段として案内しているのは2つだけです。

Shopify用のCSVを自分で作るか、Matrixifyという有料アプリを使うかのどちらかで、専用の無料移行アプリは案内されていません。

注文データはCSVでの取り込みができないため、注文を引き継ぎたい場合はアプリが必須になります。

CSVを自作して手動で移行する

カラーミーショップから書き出したCSVを、Shopifyの形式に合わせて列ごと整えて取り込みます。

追加の費用はかかりませんが、商品数が多いほど整形の手間が増えます。

列の構成は、Shopifyの公式ヘルプにある商品CSVの見本ファイルで確かめられます。見本の形に数件だけ移して先に取り込んでみると、列の対応の誤解を早い段階でつぶせます。

Matrixifyなど有料の移行アプリを使う

MatrixifyはShopify公式アプリストアに掲載されている移行・データ管理アプリです。

無料のDemoプランはインポート・エクスポートとも件数の上限が10件までで、試しに使う程度にとどまります。

本格的に使うには有料プランが要り、Basicは1か月20ドルで商品5,000件・顧客2,000件・注文1,000件までです。

商品数がさらに多い場合はBigプランなら1か月50ドルで商品5万件まで、Enterpriseプランなら1か月200ドルで件数無制限まで使えます。

商品数・注文数から選ぶ目安

商品数が少ないうちはCSVの自作で十分に対応できます。

商品数や注文数が多く、繰り返し同期させたい場合は、有料アプリの利用が現実的な選択になります。

カラーミーショップからShopifyへの移行手順【6ステップ】

作業の順番は決まっています。データを先に整え、見た目と設定を作り、最後にドメインを切り替えます。

  1. カラーミーショップから商品・顧客データをCSVで書き出す
  2. Shopify用にCSVの列と形式を整える
  3. Shopifyへデータを取り込み、件数と内容を突き合わせる
  4. テーマを選び、デザインとページを整える
  5. 決済・送料・ポイントの扱いを決めて設定する
  6. ドメインを切り替えて公開する

STEP1 商品・顧客データをカラーミーショップから書き出す

管理画面のCSVダウンロード機能から、商品データと顧客データをそれぞれ書き出します。

ダウンロードの回数・件数には制限がありません。

STEP2 Shopify用にデータを整える

列の名前と並びはそのままでは合わないため、Shopifyのテンプレートに沿って置き換えます。

パスワードは含まれないので、会員には別途パスワードの再設定を案内する前提で進めます。

住所データも要注意です。都道府県名は漢字のままでは使えず、Shopifyが求めるアルファベットの地域コードに変換する必要があります。たとえば東京都はJP-13という表記です。

国の欄は、日本国内のみの販売ならJapanやJPの固定値で埋められます。一方で都道府県の欄は1件ずつ対応するコードが違うため、表計算ソフトの検索関数で変換する列を作っておくと、エラーで弾かれるのを防げます。

商品データの並びも作り直しが必要です。カラーミーショップは商品の基本情報を1行にまとめ、カラーやサイズといった選択肢は別のCSVで管理します。

一方Shopifyは1つの商品CSVの中で選択肢ごとに行を分け、商品名や説明文などの共通情報は最初の行にだけ入力する仕組みです。2行目以降はHandleという管理用の識別子でつなぎ、選択肢の列は3組まで用意されています。この違いを踏まえて行を組み直す作業が発生します。

STEP3 Shopifyへインポートする

取り込んだら件数を必ず突き合わせます。エラーで弾かれた行があっても、途中までは登録されているためです。

価格や在庫数は目視でも数件確かめておくと安全です。

STEP4 テーマとデザインを整える

テーマを選び、トップページと商品ページの見え方を整えます。

特定商取引法にもとづく表記など、必須のページもここで用意します。

STEP5 決済・送料・ポイントの扱いを決める

決済手段を有効にし、送料の条件を設定します。

ポイント機能を継続するか終了するかも、この段階で決めておきます。

STEP6 ドメインを切り替えて公開する

最後にドメインをShopify側へ向け、公開します。

切り替え直後は注文と在庫の動きを注意して見てください。

移行にかかる期間と工数の目安

作業そのものと、解約までを含めた期間は分けて考える必要があります。

データの整形・変換にかかる時間

商品数が数百程度なら数日、数千あるなら1週間以上を見ておきます。

時間がかかるのは書き出しではなく、列の対応づけと画像の置き場所を決める作業です。

テーマ・デザインの作り直し

テーマの選定と調整は、こだわるほど時間がかかる部分です。

先に公開し、見た目は運用しながら整えていく進め方もあります。

テストと切り替え

テスト注文と自動送信メールの確認に数日、切り替え当日の見守りに数日を見ておきます。

注文が少ない曜日や時間帯を選んで切り替えると、不具合が出たときの影響を抑えられます。

解約手続きまで含めた全体スケジュール

解約の具体的な待機日数は、カラーミーショップの検索結果からは確認できませんでした。

事前に振込や残高の確認を、カラーミーショップ側の最新のヘルプ記載で行うことをおすすめします。

覚えておきたいのは、解約手続き後も契約終了日まではアカウントが使える一方、終了日を迎えるとデータが削除される点です。取り込み結果の突き合わせに使う元データのCSVは、解約より前の時点で必ず手元に確保しておきます。

カラーミーショップからShopify移行でよくある失敗と対処法

つまずく箇所はある程度決まっています。先に知っておくと原因を探す時間を減らせます。

CSVインポートで項目がうまく反映されない

列の対応がずれていたり、必須項目が空になっていたりすると、取り込みで弾かれます。

文字化けの原因になりやすいのが文字コードです。Shopify側が受け付けるのはUTF-8という形式のCSVだけで、編集後の保存で別の形式に変わっていると、商品名や説明文が崩れた状態で登録されてしまいます。

数値の欄の書き方にも決まりがあります。価格や在庫数に桁区切りのカンマや円記号が残っている行は数値として読まれず、在庫数は小数点なしの整数でそろえる必要があります。

出典:Shopify公式のインポートでよくある問題の解説

少ない件数で試してから本番に進めると、こうした失敗に早く気づけます。

パスワードが引き継げず会員が離脱する

ログインパスワードはCSVに含まれないため、会員には再設定が必要になります。

移行前に案内を出しておかないと、そのまま離れてしまう会員が出ます。

再設定の起点になるのは、Shopifyから会員へ届く招待メールです。標準の管理画面ではこの招待を1人ずつ送る形になるため、会員数が多い店舗は一括送信に対応するアプリの利用まで含めて段取りを組んでおきましょう。

ポイント残高の扱いを決めずに進めてクレームになる

ポイント機能を継続するか終了するかを決めないまま切り替えると、残高について問い合わせが集中します。

方針を先に決め、告知の文面まで用意しておくと混乱を防げます。

ドメイン移管でメールが止まる

独自ドメインでメールを受け取っている場合、向き先を変えるとメールが届かなくなることがあります。

Shopifyはメールの受信を提供していないため、メール用の設定は自分で持ち続ける必要があります。

移行でSEO評価を引き継ぐ方法

検索からの流入がある場合、ドメインの種類によってできることが大きく変わります。

独自ドメインを使っている場合はリダイレクトできる

独自ドメインで運営していた場合、解約後にドメインの向き先をShopify側へ変更できます。

その上でShopifyのURLリダイレクト機能を使い、旧URLから新URLへの転送を設定できます。

ただしリダイレクトが機能するのは、旧URLがすでに404(存在しないページ)になっている場合だけです。ページがまだ表示される状態だと転送は働かないため、切り替え後は旧ページを削除するか非公開にしてから設定します。

標準ドメイン(shop-pro.jp)のままだと引き継げない

標準ドメイン(〇〇.shop-pro.jp)で運営していた場合は事情が異なります。

このサブドメインの所有権はカラーミーショップ側にあり、解約するとそのアドレス自体が失われます。

そのため、検索評価を引き継ぐ意味のあるリダイレクトは実質的に設定できません。

代わりに、解約前に在庫なしの表示へ変更し、サイトの案内に引っ越し先の新ドメインへのリンクを載せる方法があります。

カラーミーショップの「URL転送」機能との違い

カラーミーショップには「URL転送」という機能もありますが、目的が異なります。

これはカラーミーショップの契約を続けたまま、標準ドメインから自社の独自ドメインへ転送する機能です。

公式の案内によれば、設定は管理画面の「アカウント・設定」にある「ドメイン」の項目から行います。

解約したあとに外部のShopifyなどへ転送する用途のものではありません。

タイトルタグと説明文の再設定

移行するとタイトルと説明文はいったん初期値に戻ります。

検索からの流入があるページから順に設定し直します。

サイトマップとSearch Consoleの設定

公開したらサイトマップを送信し、インデックスの状況を追います。

切り替え直後は表示回数が一時的に落ちることがあるため、数週間の推移で判断してください。

Shopify移行後の決済・ポイント・送料の再設計

決済とポイント、送料は、移行にあわせて設計をやり直す部分です。

決済手段はそのまま引き継げない

決済の契約は移行できないため、Shopify側で新たに申し込み直します。

いま使っている決済手段のうちどれが必要かを、先に整理しておくと設定が早く進みます。

ポイント機能を継続するか終了するか

Shopifyにはポイント機能が標準搭載されていないため、継続するには別の手当てが必要です。

Shopify公式ブログも、移行時の選択肢として「継続する場合」と「止める場合」の2つを挙げています。

どちらを選ぶにせよ、既存会員への告知を先に決めておくことが欠かせません。

送料設定の考え方の違い

送料の条件はサービスによって考え方が異なります。

個数ごとに細かく送料を設定していた場合、Shopify側でどう再現するかを移行前に確認しておく必要があります。

移行直後につまずくShopify特有の初期設定

海外生まれのサービスなので、日本向けに直す設定がいくつか残っています。

氏名の並びが欧米式になる

初期状態では名が先、姓が後の順で表示されます。

カラーミーショップからの移行者は伝票や宛名の並びに違和感を覚えやすいので、公開前に注文を1件通して確かめておきます。

与信の期間が短い

カード決済の与信には期限があり、期限を過ぎると決済をやり直す必要が出ます。

出荷までに時間がかかる商材ほど、この期限を意識した運用が必要です。

税込の総額表示にする

国内では税込の総額表示が求められます。

移行の際は、価格を税込のまま移し替えるのが安全です。

テーマやアプリに英語が残る

言語の設定を先に日本語へ変え、それでも残る箇所を個別に置き換えます。

この順番を逆にすると、置き換えた文言が上書きされて二度手間になります。

自社で移行するかプロに依頼するか

どちらが正解ということはありません。商品数と社内で使える時間で決まります。

自社でやる場合に必要な体制

CSVの編集に慣れた担当者が1人いれば、商品数が数百件までは自社で対応できます。

ドメインの切り替えは戻しにくいため、手順を書き出してから実行します。

依頼する場合の範囲と費用の考え方

費用は依頼する範囲によって大きく変わります。

データ移行だけか、デザインの作り込みまで含むかを、同じ条件でそろえて見積もりを比べます。

依頼前に共有しておくこと

ログインパスワードとポイント残高が標準では引き継げない点は、先に共有しておくと前提がそろいます。

使っている決済手段と送料の設定も、最初に渡すと見積もりが正確になります。

会員価格やのし・ラッピングのようなカラーミーショップ固有の機能をどこまで再現するかも、この段階で範囲を決めておくべき項目です。ここを曖昧にしたまま進めると、あとから追加費用の話になりがちです。

カラーミーショップの解約タイミングと注意点

解約はShopify側が動いていることを確かめてから進める、戻せない操作です。

契約終了日にサーバー上のデータはすべて削除される

解約の手続きをすると、契約終了日まではアカウントが有効なままです。

契約終了日を迎えると、サーバー上のデータやファイルはすべて削除されます。

必要なデータは、その前にすべて保存しておく必要があります。

お試し期間中の解約は即時終了になる

お試し期間中に解約した場合は、通常の解約と扱いが異なります。

その時点で契約が即時終了し、データも削除されるため、猶予がありません。

アプリを先にすべて削除しないと解約できない

アプリを利用中の場合、先にすべてのアプリを削除しないと解約の手続きに進めません。

広告料金の未払いがある場合も、支払いを済ませるまで解約できません。

決済代行会社・独自ドメインの契約は連動して解約されない

決済代行会社との契約は、カラーミーショップの解約と連動していません。

独自ドメインを取得・管理している会社との契約も同様で、別途それぞれへ解約の連絡が必要です。

カラーミーショップからShopifyへの移行に関するよくある質問

移行にはどれくらいの期間がかかりますか?

作業そのものは商品数しだいで、数日から数週間ほどです。時間を食うのはデータの整形とテーマの作り直しで、書き出し自体はすぐ終わります。

解約の具体的な待機日数はカラーミーショップの案内からは確認できていません。事前に振込や残高を最新のヘルプ記載で確認してください。

作業とは別に、パスワード再設定やポイントの扱いといった会員向けの告知文づくりの時間も並行して見込んでおきましょう。

制作会社に依頼する費用の相場はどれくらいですか?

依頼する範囲によって費用は大きく変わります。データ移行だけを頼む場合と、デザインの作り込みや機能の再現まで含む場合とでは別物になるためです。

比べるときは各社に同じ条件を渡します。商品数と会員数、使っている決済手段、会員価格やギフト設定をどこまで再現するかを最初にそろえてください。

パスワードとポイント残高が引き継げない点も先に共有しておくと、見積もりの前提が食い違いません。

Shopifyへ移すと費用は安くなりますか?

必ず安くなるとは限りません。カード決済の手数料はほぼ横並びで、差を生むのは月額の固定費だからです。

とくにフリープランで運営している場合は、移行すると月額が新たに発生し、費用はむしろ増えます。

いまのプランの月額と決済手数料を書き出し、公式の料金ページの最新の金額と並べて試算してから判断してください。

ポイント残高はどうなりますか?

そのままは引き継げません。ポイントはカラーミーショップ側の標準機能で、Shopifyには相当する標準機能が無いためです。

継続するなら外部の仕組みでの作り直しになり、終了するなら失効までの告知が要ります。

どちらを選ぶ場合も、残高を持つ会員への案内を移行前に出しておくと、切り替え後の問い合わせを減らせます。

パスワードは引き継げますか?

引き継げません。公式の案内によれば、ログインするための「パスワード」はCSVファイルに含めることができません。

移行後の会員は、Shopifyから届く招待メールを起点にパスワードを再設定します。この招待は標準では1人ずつ送る形です。

会員数が多い店舗は、一括送信に対応するアプリの利用も含めて、案内の段取りを先に決めておきましょう。

移行で検索の評価は引き継げますか?

ドメインしだいです。独自ドメインで運営してきた店舗なら、旧URLから新URLへのリダイレクトを設定して評価の引き継ぎを図れます。

標準ドメイン(〇〇.shop-pro.jp)のままだった場合、そのアドレスは解約とともに失われるため、意味のあるリダイレクトは実質設定できません。

着手前にどちらで運営してきたかを確かめ、標準ドメインの場合は評価を積み直す前提で計画を立ててください。

移行中に売上は落ちますか?

切り替えの直後は、検索からの流入が一時的に下がることがあります。URLやページの構成が変わるためです。

標準ドメインからの移行は検索評価を引き継げないぶん、影響が大きく出やすい条件になります。

常連客にはメールなどで移行を先に知らせ、検索以外の入り口を確保しておくと、落ち込みを小さくできます。

まとめ:移行チェックリスト

費用はプランと売上規模の組み合わせで決まり、標準では引き継げないのはパスワードとポイント残高です。この前提を踏まえて、判断から解約までの流れをチェックリストとして順に並べます。

  1. いま使っているプランを確認し、フリープランなら新たな固定費を織り込む
  2. 移行の理由が費用以外にもあるかを確かめる
  3. 移せないもの(パスワード・ポイント残高・注文履歴と累計購入額)を洗い出し、会員への告知を準備する
  4. 商品数・注文数からCSV自作かMatrixifyかを選ぶ
  5. 見本CSVに数件だけ移して取り込みを試し、列の対応と文字コードを確かめる
  6. 商品と顧客データを書き出し、Shopify用に整えて取り込む
  7. 決済・送料・ポイントの扱いを決めて設定する
  8. 独自ドメインか標準ドメインかを確認し、リダイレクトの可否を把握する
  9. ドメインを切り替えて公開し、サイトマップを設定する
  10. Shopify側が動いていることを確かめてから、カラーミーショップの解約手続きに進む

リダイレクトができるかどうかは、ドメインの種類で結論が変わります。契約前にここを必ず確認してください。

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この記事の執筆者

ShopiCrew ライターチーム

私たちは直営ECで年商1億円超を運営しながら、これまでに100件超のShopifyストア構築を手がけてきたチームです。自社でも店舗を運営しているからこそ分かる、売上に直結する設定や運用の勘所を、実務目線で記事にしています。通算売上実績は3億円超。現場で得た知見をもとに、実際に手を動かせる情報だけをお届けします。